こんにちは。見積もりは隅々まで見てしまうBLFです。
ブログにお越しいただき誠にありがとうございます。
住友林業と家づくりをしている現役の施主です。突然ですが注文住宅での家づくりで一番重要なことってなんだと思いますか?
私たちが打ち合わせなどを行なってみて情報をしっかり調べることだと感じました。
そんな思いから家づくりをしてみてナマで感じて得られた
- ハウスメーカーでわかりにくいなと思う情報
- 注文住宅を建てる上で役立つ情報
をハウスメーカーの営業さんとは違い、実際にハウスメーカーで住宅を建築中の施主側からまとめていきます。
ぜひご覧いただき、しっかりと情報を得て準備を行いましょう!!
流れを知っておくと事前の準備ができます。
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家づくりをすると必ずもらう家の見積もり。ああ総額これくらいか〜なんてなんとなく総額だけ見ていませんか?
ただ、見積書の総額だけでは騙されてしまう可能性があるんです。
特にハウスメーカーを複数社検討して最後相見積もりをとった場合、総額ばっかりを見て比較してしまうと失敗してしまいます。
なぜなら、ハウスメーカーの営業さんは総額を安くするためにあえて必要な予算を計上しなかったり、一見安く見積もりになっているということがあるからです。
え、そんなことあるの?
ということで今回は、実際にハウスメーカー17社を検討し7社以上から相見積もりをとり見積もりを比較しまくった施主が思う見積もりの中でチェックすべき項目4選を紹介します。
①盤改良費を計上されているか確認しよう
②外構費は十分かチェックしよう(最低200万以上〜)
③手数料など必ずかかるものは想定されているか確認しよう
④誰でも使える国の制度を値引きのよう表現していないか確認しよう
内容については記事で詳しく解説していきます。
契約前には必ずこの記事を読んで、見積書の内容を自分たちでしっかり精査し自分たちにあった会社を見つけてくださいね。
ハウスメーカー見積もりは総額だけ見てはいけない理由
まずそう入っても見積もりは総額がほとんど全てでしょ?という方もいるかもしれないので、なんで総額だけ見てはいけないか?を始めに解説します。
例えば今2社で相見積もり中でA社は2600万、B社は3000万だったとします。
え、A社の方が安いよね!
と一見すると400万円の差でA社がお得なような気もしますが、細かく見ていくと、
A社は
- 地盤改良費を別途
- 外構費100万
- ローン手数料0円(金利上乗せ型)
- 太陽光なし
B社は
- 地盤改良費100万円(概算)
- 外構費300万
- ローン手数料あり
- 太陽光5kw
だったとするわけです。こうみるとA社の見積もりにはA絶対かかるものすら入っていません。
一見安いように見えたA社でも結局B社と同じように費用がかかり、最終的にはA社の方が高くなるなんてこともあります。
そんなことする営業さんいないでしょ?
と思われるかもしれませんが、金額しか見ていない人がほとんどなので
ここはまだ確定していないので…..
といって未計上ですることは日常茶飯事です。そのため自分でしっかり見積もりを見ることが大切です。
ハウスメーカー見積もりに記載されている項目は?
まずは見積書を見る上で内容として記載されているものを紹介します。
見積書を見てみるとこのような項目があります。
これはあるハウスメーカーの見積書ですが、実はハウスメーカーごとに見積もりの書き方が違います。項目としては
- 建物工事費
- 環境設備費(太陽光など)
- 付帯工事費(エネファーム、仮設工事費、カーテン、冷暖房、ガス工事、排水工事費)
- 基礎補強費用
- 外構費
- 設計費、諸手数料(設計量、申請費用)
- 諸費用(ローン手数料、印紙代、火災保険、つなぎ手数料、仲介手数料など)
があります。
それぞれ細かく色々と書かれているため見るのが大変ですし、さらに各社項目が違うため非常に見づらいです。ただ、これから数千万円の買い物をする上での見積書なので、全ての項目を詳しくチェックする必要があります。
どれがどれくらいなら適正なのかが分かりにくい..
ということで今回はそれぞれの内容について簡単にまとめながら紹介していきたいと思います。
そして最後に全部は見れないよ!という方向けにここだけはチェックして!という項目4つを紹介します。
建物工事費
建物工事費は文字通り家本体に関わってくる金額です。この金額がいわゆる家の値段ですね。そのため家を建てる上で一番金額が大きくなります。
ここにも内訳があり、私たちが契約した住友林業では本体工事費、提案工事費に分かれます。ただ、会社によっては本体工事日の中に提案工事費が含まれている会社も多かったです。
ちなみにいわゆる坪単価はこの価格を坪数で割ることで出している場合が多いです。
本体価格が全てではないのね。
環境設備費(太陽光など)
続いては環境設備費です。ここでは多くは太陽光がここにきます。会社によっては環境設備費などと別れずにそのまま太陽光の代金である会社や、付帯工事に含まれている会社もあります。
太陽光は基本的には1kwあたり20万円台~30万円台で、5kw乗せると100万円前半程度かかってくることが多いです。
また、屋根一体型など外観に優れているものにするとここの費用は上がりやすいです。
太陽光は基本的にはハウスメーカーにお願いすると割高にはなりますが、新築においてはハウスメーカーや工務店にお願いする方が水漏れなどの不備が起こりにくいのでその方がいいとされています。
ただ、コストダウンしたい!というときには太陽光は別でお願いするというのも一つの手かもしれません。
*見積もりは無料ですのでそれだけでもしてみると価格差がわかります。
付帯工事費(エネファーム、仮設工事費、カーテン、冷暖房、ガス工事、排水工事費)
続いては付帯工事費です。ここに何を含めるかはハウスメーカーや工務店ごとにまちまちですが、基本的には家を建てる上で不可欠な水道、ガス、下水、冷暖房などが入ります。
この項目は意外と値段が高いですが、住む上では重要な項目なので大きな価格差がなければ基本的には削れたりはしない場所です。
ただ、エアコンはハウスメーカーでお願いするより、電化製品屋で買う方が安い!という場合もありますので、施主支給できるかを確認し、できる場合にはそうすると少しコストが下がるかもしれません。
エアコンは別途になっていたり、たまに絶対足りない金額で見積もられていることもあるのでチェックが必要です。
基礎補強費用
地盤改良費とされている場合もあります。基礎補強費は土地それぞれに地盤調査を行いどれくらいかかるかが決まるため、土地を購入して調査してみないと正確な数値は分かりません。
そのため、見積もりを安く見せたいハウスメーカーの営業さんなどは別途調査や0円にしていたりしますが、契約前おいてはかかってくる可能性はすごく低いわけではないため、100万円程度予算採りされている方が望ましいのかなと思います。
外構費
続いては外構費用です。外構費用は土地の大きさや入れるものによって大きく変わります。
一般的にハウスメーカーの見積もりで100万円前後で入れれていることも多いですが、基本的には100万円では足りません。
外構費は本体価格の10%程度は予算に入れておいた方がいいとされ、普通の外構を…としただけですぐに200万、300万とかかってしまいます。
後から数百万の予算を作り出すのはとても困難なので、初めのうちは200万程度は予算どりしておくといいと思います。
外構費が出せなくて後からっていうのもカッコ悪いよね..
設計費、諸手数料(設計量、申請費用)
設計費などはハウスメーカーによって決まった金額があり、家の豪華さなどは影響を受けず、家の大きさなどで計算されている場合が多かったです。この項目は営業さんとしてもイジりようのない項目です。
さらっと目を通すようにしましょう。
ハウスメーカーによっては値引きのために設計費をサービス。。というところもありました(笑)
諸費用(ローン手数料、印紙代、火災保険、つなぎ手数料、仲介手数料など)
こちらも必ずかかってくる項目になります。特にローン手数料や仲介手数料は100万円単位でかかってくる項目であり、必ず予算の中に入れておく必要があります。
かならずかかるところはしっかりと予算に入れて計算してもらいましょう。
絶対かかるところは入れておいて欲しいよね。
ざっと全て紹介してみました。家の見積もりを始めてみた!という方も多いと思うので、何が適正価格なのか分かりずらいというところもありますね。
ハウスメーカーの見積もりは全てを見つつ、営業さんがいじりやすいところ、修正しやすいところがありそこを注意深くみるのがポイントです。このあと詳しく説明していきます。
ハウスメーカー見積もりを比べる上で注意してみるポイント4選
そのため今回はそんな見積もり(特に契約前)において、意図的に値段を安くしているかどうか、適正に予算どりされているかについて注意してみるべきポイントを紹介します。
見積もりを比較する上で注意してみるポイントとしては
- 地盤改良費は概算でもいいので計上されているか?
- 外構費は十分か
- 手数料など必ずかかるものは想定されているか
- 国の制度を値引きのようにして費用を下げていないか
です。
それぞれ100万円単位で変わってくる項目なので注意が必要です。また、時点で細かいところですが、エアコンやカーテン、照明なども低く見積もられがちなのでチェックが必要です。ということで細かく説明しています。
このチェックポイントくらいならチェックできそうね。
地盤改良費は概算でもいいので計上されているか?
まずは地盤改良費です。上でも触れたように地盤改良費は契約してしっかり間取りが決まって地盤を調査してみないといくらかかるかは正確には分かりません。
その土地の地盤の強さなどはある程度周辺の情報から測ることはできますが、地盤改良費がかかるかどうかは間取り、構造が確定したところで正確には決定されるため、周りの土地が良くても自分が建てる予定の土地はよくないということも往々にしてあるようです。
そのためまだわからない契約前の段階では100万円程度見積もっておく方が安心です。
もしかからなければ他に予算を回すこともできますしね。
外構費は十分か
続いてはこれも上でも触れた外構費です。
外構費は100万円くらいで見積もられていることがありますが、おそらく足りません。普通くらいと思った外構見積もりが平気で200万程度かかることも多いです。
また、高低差がある土地など土地自体に処理が必要な場合にはさらに値段がかかりやすいです。
こちらも最低でも200万程度は予算を見ておきたいところです。
100万円じゃまず満足な外構にはなりません。
手数料など必ずかかるものは想定されているか
よくあるのが土地の仲介手数料を別途にされたり、ローン手数料を金利一体型にされているケースです。
ローン手数料は通常、
- 諸経費をまず初めに払う代わりに金利が安いタイプ
- 諸経費を払わない代わりに金利を0.3%程度上げるタイプ
があります。
大体計算してみると初期費用がかかっても金利が安い方がメリットが大きいですので、金利一体型ではない方がいい場合が多いです。ただ、多くのハウスメーカーの見積もりではこのローンの諸経費は金利に上乗せる形で0円で計上されていることが多かったです。
その場合は実際にローンを組むときに、金利を安くしようとすると100万前後の持ち出しが発生するため、金利を安く借りたい方は初めから予算に入れておきましょう。
国の制度を値引きのようにして費用を下げていないか
最後によくあるパターンとして
- ZEH補助金を入れて-を出している
- 子供未来住宅支援制度
などをあたかもハウスメーカー側の値引きとして計上していたりするパターンです。
これをすると見かけ上やすく見えますが、基本的にどのハウスメーカーでも受けられる制度であることがほとんどなので、全てのハウスメーカーで計上してもらうか、計上しないようにしてもらって比較しましょう。
確かにあたかも値引きしたように見せてるハウスメーカーもありますね。(我らが住友○業ですが)
ということでチェックすべきポイントは終わりです。
これらは最低でもチェックしつつ、もらった見積もりをしっかり比較してtotal金額だけに惑わされないように頑張ってみてくださいね!
しっかり細かくみるのが大切ですね。
まとめ
今回は見積もりを比較する上で注意するべきポイントについて説明しました。
複数の会社から見積もりを見ることで、ここが誤魔化されているなどがわかってくることもあります。契約をするとその後に色々と値段交渉をしたりすることは非常に困難です。
ぜひ契約するときは慎重に十分に検討してから行うようにしてみてくださいね。また、見積もりを比較する上でもしっかりある程度のハウスメーカーを比較することをオススメしています。
方法は色々あるのでなんでも良いと思いますが、様々な方法を駆使していくのが賢い方法です。
当然デメリットも色々あるのでそれぞれのメリット、デメリットを見つつ検討してもらうのがいいですね。
ということで今回は終わりになります。今後も定期的に更新予定です。また次回もチェックしてみてくださいね。
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